大きなサイズのデータをMySQLにインポートする方法
phpMyAdminで大きなサイズのデータをインポートすると、エラーが出てインポートできない、または途中までしかインポートできないことがあります。これはphpMyAdminの最大インポートサイズまたは最大処理時間をオーバーしたことが原因です。そんな場合には、BigDumpというツールを使うと、大きなデータを自動でいくつかに分解してインポートしてくれます。ここではその具体的な方法を説明します。
方法
BigDumpを使って大きなデータをMySQLにインポートする方法を説明します。
インポートするファイルを準備
事前に、MySQLにインポートするファイルを.sql形式で準備しておきます。
補足
BigDumpでインポートできるデータ形式は.sqlです。csvファイルはサポートしていないので、csvファイルをインポートしたい場合は事前にsqlファイルへ変換してください。(csv→sqlへの変換方法はググってください)
BigDumpをダウンロード
BigDumpのサイト(https://www.ozerov.de/bigdump/)に行き、右の方にある「Download spript」からzipファイルをダウンロードします。
zipを解凍
ダウンロードしたzipを解凍します。解凍するとbigdump.phpが現れます。
bigdump.phpに設定を記入
bigdump.phpをテキストエディタで開き、「$db_server」「$db_name」、「$db_username」、「$db_password」が書かれている箇所にインポート先のMySQLの情報入力します。下図は例です。
サーバーに作業用フォルダを作成
サーバーの公開フォルダに「bigdump」という名前で作業用フォルダを新規作成します。その中に「bigdump.php」と「インポートしたいsqlファイル」を保存します。
補足
作業用フォルダは、インポートが終わったら削除します。
ブラウザで表示
ブラウザでhttp://〇〇〇.com/bigdump/bigdump.phpを表示すると下記のように表示されます。フォルダに保存したsqlファイルがリストアップされていることを確認します。
補足
作業用フォルダを作成した階層によってURLは異なります。階層に応じてURLは適宜変更ください。
インポートを開始する
Start importをクリックするとデータのインポートが始まります。しばらく何もせずに待ってください。
インポートがある程度進行すると下の画面に切り替わりり、インポートの進度が表示されます。
インポート完了
下記のようにグリーンのメッセージが表示されたらインポート完了です。ちゃんとインポートできているか念のためphpMyAdminなどで確認してください。
作業用フォルダを削除
最後にサーバーから「bigdump」フォルダを削除します。
重要
セキュリティの面で重要です。忘れずに削除してください。
BigDumpを使って大きなデータをMySQLにインポートする方法の説明は終了です。お疲れ様でした。
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